男に生まれたかった!と心底思わせられた本の話

最近読んだ本を紹介します。

メンタル童貞ロックンロール

メンタル童貞ロックンロール

さらば青春の光の森田さん著のエッセイ「メンタル童貞ロックンロール」です。
発売当初から、

異性にモテない、仕事がうまくいかない、人間関係で悩んでいる、
そんな人生に絶望している方々、どうぞ下を見てください。
あなたのずーーーーーーーーっと下に僕がいます。

という帯を見て買おうと決めていたのですが、
買う直前に和牛の川西さんがインスタで宣伝して(させられて)いて、
「あっ、これ今買ったら川西さんの影響で買った奴だと思われる!」
という謎のプライドが購入の邪魔をしそうになりました。
結局買いましたけど。

中身は9割9分9厘風俗とヤリマンの話です。
350ページくらいあるんですけど、どこをパラパラめくっても全部下衆話。
だがしかしどの話も最高に面白い!本を読んでこんなに声を出して笑ったことないです私。
「手コーキー・イン・ザ・UK」の回とか電車で読むんじゃなかったまじで。傑作すぎる。

とにかく「楽しそう」なんですよ。BKBとか屋敷とか実名出されて色々書かれてるけど、とにかく芸人もヤリマンもみんな楽しそうで羨ましい。 クソみたいな話のオンパレードなのに、こんなに読後感が爽快なのはきっと 秀でた文才とヤリマンへの愛(もはやリスペクト)を感じるからですね。 なんかこれ読んだらもう全てがどうでもよくなりました。

元々キニ速のオナホカテを読むのが好きな私は、 男性の「童貞」「自慰行為」のポップさに謎の憧れがあるんですよ。
女だとなんかジメッとするじゃないですか、女芸人の過度な下ネタも単純に面白くならないし、 峯田やイノマーの女版っていないと思うし。
それに比べて男性のそれって突き抜けて明るくてポップなんですよね。
単純に笑えるし楽しそうでいいな〜って思います。

私も風俗行った後にファミレスで森田たちと待ち合わせしたい人生だった!
来世は男として生まれることを期待して、今生はサラッと生き流したいと思います。

f:id:ogadev46:20190309233949j:plain